2018-06-24

「久しぶり!」ー自分の目の前にはスーツを着た女性が立っていた。

「私のこと覚えてる?」ーそう質問した美しい人記憶は僕の頭の中を探してもどこにもいなかった。

僕「えっと・・・

女「そうだよね。私たち小学生ときから、十年以上前のことだもんね。

  加藤理恵よ。名前聞いたら思い出してくれるかな?」

その名前を聞いて、僕はやっと思い出した。

彼女は兄の同級生で、彼女の妹は僕の同級生だった。

小学校のころはよく家に遊びに行って、一緒に遊んでもらったこともあった。


そんな記憶がよみがえった瞬間、さっきの緊張はどこかへ行ってしまい、

昔よりも多く言葉を交わしているのだった。

理恵「妹とも最近は会ったりしていないんでしょう?

   そうだ!今からうちに来なよ!」

僕「いやでも、、急に行ったら悪くないっすか?」

理恵大丈夫よ!この後、何にもないんでしょ?久しぶりにお話しようよ」



彼女の家は昔とほとんど変わっていなかった。

古い振り子時計が時を刻んでいた。

理恵「あっ忘れてた!今日からみんな、旅行に行ってるんだった!」

僕はドキッとした。。

彼女の嘘に気がついてしまたからだ。

特に証拠はない。でも、彼女の声や仕草からなんとなく、その嘘が伝わって来たのだ。




そんなDT喪失でお願いします。

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