子供の頃は痩せっぽちで身長も小さかったせいか、同級生のデブで態度が横柄で底意地の悪い男子によくからまれた。
ノート破られたり、消しゴムを取り上げて窓の外に投げられたり、靴に牛乳入れられたり。
最初はなんで自分にそういうことするのがわからなくてじっと我慢してたんだけど、それを母親に思い切って相談したら「嫌なら嫌って言わないと、相手には伝わらないしやめてもらえないよ」と言われた。
それで気持ちを奮い起こして次に嫌がらせをされたときに「本当に嫌だからやめてよ!」と半泣きで怒鳴った。
それを言った時にそのデブで態度が横柄で底意地の悪い男子がした、勝ち誇ったようなニヤニヤと満足したような表情を今も覚えている。
世の中には嫌がる女の顔を見ることを幸せに感じる心底性格の悪いやつがいる。
最初に就職したとき直属の上司がネチネチ人格否定をしてくる人で、ある日耐えられなくなって泣いてしまった。
そしたら「泣くならこっち向け。ほらこっち見ろ」と上を向かせられて、目があったとき小学校のときに見た男子と全く同じ表情をしていた。