2018-05-28

嫉妬と戦い続けて勝った話

気づくまでが遅すぎた、傷つけるまではいつも早すぎて、取り返しのつかない別れもあった、それでも私を囚え続けた、嫉妬あるいは独占欲と、泣いて怒って無理に笑って、何年も戦ってようやく勝ち取った、悟り未満のちょっとした救いの話は、少し説教臭く聞こえるかもしれないし、何を今さら当然のことをと言う人もいるかと思うのですが、要は相手精神も肉体も、過去未来現在さえも、性欲の矛先も恋の宛先も安心の拠り処も、自分はそのどれについても排他の権を持たなくて、これは幼稚でロマンチック(=小説的)な恋愛観では受け容れ難い、しかし動かぬ真実で、親の死や自分の死と同様に、いつか受け容れないといけないものなのだと、本当に今さら説教ですが、これをどうか昨日までの私へ、今もなお嫉妬に苦しんでいる人へ、つらいね、その葛藤は正しいし、トンネルは思いのほか長く、思いのほか唐突に終わり、その先はきっと、おどろくほど明るく啓けていますよ。

記 迷ったときここに帰ってくるための道標として。

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