広島投下型の原爆の発生エネルギーはTNT火薬に換算すると20000トンと俗に言われている。火薬は原油と異なり成分の中に酸素を含んでいるので、重量当りの反応熱(発熱量)は意外と少ない。原油の半分と仮定すれば、広島投下型の原爆の総エネルギーは原油1万トンに過ぎない。
前記の計算が正しいと見なせれば、台風1個の総エネルギーは、何と原爆50万個分にも相当するのだ!
人類が開発した最大級の水爆はTNT換算100メガトンといわれているから、原油換算5000万トンになる。これとても台風の百分の一に過ぎない。
世間ではしばしば、台風を原爆で吹き飛ばせないかとの問題提起をし、最初に台風とのエネルギー比率を持ち出し、最後に原爆では力が足りないとの結論を誘導する、といった馬鹿話がしばしば現われるが、笑止千万である。
たとい、全く無害で且つは台風よりも大きなエネルギーを発生させる核融合爆弾を開発して投下しても、台風を消滅させる事は不可能である。それは何故か?
火事を消すのに水を掛けるのは、燃焼物を燃焼可能温度以下に冷やすためである。台風は熱エネルギーの塊である。従って台風を消滅させるためには熱エネルギーの吸収手段が必要である。台風の中に、巨大爆弾を投入するのは、熱エネルギーを供給することに他ならない。火に油を注ぐとは、正しくこのことだ!
50代 昔の少年マガジンとかで、21世紀になったら台風はミサイルで吹き飛ばすので、災害が減るみたいな記事がのってて信じてたけど。どうなったんだろう
台風は人為的に潰せるか? ① 原爆とのエネルギー対比 広島投下型の原爆の発生エネルギーはTNT火薬に換算すると20000トンと俗に言われている。火薬は原油と異なり成分の...
習近平「あー、今はミサイルじゃなくてドローンだね。ちなみにトランプ君もやってるよ」
無意味な言及をするな
お前にとって無意味なことを全体にとって無意味なものだと考えないようにな