全部、その古株の上司のいうことの受け売りなんだが、指輪は邪馬台国のころの奴国王が鍛造したものらしい(奴国は博多のあたりにあったと考えられていて、九州北部沿岸は考古学的にも我が国の製鉄の黎明期の遺構・遺跡が集中しているところなんだ)。
奈良盆地の邪馬台国→ヤマト政権の伸長に対抗するために、奴国王は南方との交易の中でレガリアとして鍛造した。その際は卑弥呼と台与がなんとかしたんだろうとのこと。
でも歴史の節目節目に指輪の持ち主が現れて、そいつが天下取ると最終的には古の奴国王が復活しちゃう。
現代に復活すると、国会の召集や衆議院が解散した時とかに明仁が押す「御名御璽」の印が、「漢委奴国王印」にとって代わられてしまうんだってさ。このように、世界が支配されてしまう。
平成も終わるし、早く捨てに行った方が良いって言われた。
で、わかると思うけど、ピナツボ火山で鍛造したから、ピナツボ火山に捨てないといけないらしい。これは幕末の探検家松浦武四郎も『撥雲余興』にそう書いているんだって。
一体それどういう企画なの…
どこの街にもある小さな商社の出張だよ。普段は農協とか役場相手にパソコンや印刷機のリースしたり、事務用品売ったり、役所の取引のない会社の商品を取り寄せたりしてる。うちの...
その指輪はなんなの。それフィリピンの火山に捨てなきゃいけないものなの…
捨ててこいって言った人は、もとは肥料とかガソリンスタンドとか、自家発電装置とかガスとか色んなのを企業向けに売るBtoBの商社に勤めてたんだ。俺の会社とは別の商社ね。 先代...
何その壮大な話。めっちゃ面白いんだけど。 そんでなんでそれをフィリピンの火山に捨てなきゃいけないの。 平家の亡霊でも取り憑いてんの?
全部、その古株の上司のいうことの受け売りなんだが、指輪は邪馬台国のころの奴国王が鍛造したものらしい(奴国は博多のあたりにあったと考えられていて、九州北部沿岸は考古学的...
増田はその指輪してみたりしないの? 力が…欲しい…ってならないの。
フィリピンってさ、いいところなんだよな。 俺の街は田舎なんだけど、駅の裏にさ30年くらい前にフィリピンパブがあって、短いスカートをはいたフィリピン嬢がいたんだよ。 こんなに...
同行者の中にも指輪を狙う者がいるかもしれないぞ。気をつけろ。
協力会社さんの人にはあまり知らない人もいるから、奴国王復活させないために頑張るよ。 全部終わったら、義父とアメリカ西海岸にでも行ってのんびりすることにするよ。じゃ、明日...