マーベルとDCコミックはアメリカンコミックの2大出版社である。この2つの出版社は相手の会社のキャラクターを互いに盗み合っている。特にマーベルコミックのキャラクターのほとんどはDCコミックの真似である。
こういうことを書くとマーベルコミックはDCコミックに比べ質が低い作品を作っていると思うかもしれない。だがそうではない。マーベルは盗み方がとてもうまい。
最近はディズニーとワーナーでスーパーヒーローの映画やドラマがたくさん作られているがDCコミックよりマーベル作品の方が面白くできている。DCコミックの映画やドラマは人間関係が複雑な上に説明不足なため見ていて疲れる。
この体験からエンターテイメントにとって重要なのは独自性ではないことがわかる。日本には何かに似たものを見つけるとパクリだ騒ぎ作家を蔑む人がいるが、そいういう人は独自性以外の要素にも注目すべきだろう。