#metooの目的はハラスメントのない社会をつくることだろう。
では#metooはそれをどうやって実現すべきか?
結論から言えば、現在進行系でハラスメントの被害にあっている人に対し、それは受け入れてはいけないよ、と伝えることだ。
自分が受けているそれが「ハラスメント」であり、「(告発されるくらい)悪いこと」であるという認識を広く伝えることに#metooの意義がある。
#metooの声を届ける時に最も大事だと思うのは、実名による告発ではなく、当時の被害者である自分の恨みつらみを晴らすことでもなく、現在進行系の被害者への配慮だ。
実名による告発で加害者側のリスクを高めることで、ある程度の抑止にはなり得るが、実名で告発されて大きなダメージがあるのは一部の著名人だけ。
実名による告発が悪いということを言いたいのではないよ。それは話題になり#metooを広めるという意味では効果的だった。