・考え続け、思い続けているものは引き寄せられるという。どうやらそれは正しいようだ。意識を向ければ、それについてのアンテナが研ぎ澄まされるわけで、気が付きやすくなる。確かにそうなのだが、それだけではないような気もする。
・ずっと自身のビジネス、自身の所有する会社、自身の起業による成功を思い、考え続けてきた。しかしそっちの方はまるで進展がない。
・仕事の依頼はずっと、途切れることなくあった。ありがたいことだ。しかし他人のビジネスの補助である。己のビジネスではない。ここにジレンマがあった。惑い、迷いがあった。今もある。だから自分のビジネスを進めねば、成長させねばと考え続けてきた。なのに一向に進展がない。なんなのか。
・株式への投資はずっと続けている。ビジネスの所有という意味では、間接的所有ではあるが、それは果たされてきたといっていいかもしれない。株式投資による運用成果はそこそこ上がっている。市場全体を上回る成果である。そして規模も、始めた当初には想像もしていなかった水準にまで大きくなった。複利の力ってすごい。それ以上に、自身の仕事によって得られた報酬を投資資金として追加してきたことも大きい。こう考えればうまく廻ってきたといえそうだ。無謀に会社を辞めて一寸先は闇の状態で、人に恵まれ、ここまでやって来れた。
・最善の道がこれだったということなのかもしれない。思い、考え続けたが進めずにいる道がある。ということは、そちらの道は進んでも意味がない、もしかしたら禍の多い道なのだと、意識の深いところにいる自身が、自神が、感情を以て、行動を以て、教えてくれているのかもしれない。