「理性・低温」の3人が共同生活してるところに、「感情・高温」な主人公が放り込まれることで
関係がゆるゆると変わっていく様子が良い。「理性・低温」組は全体的に、君らアスペルガーか?というぐらい、
彼らが、自分の感情にも相手の感情にもついていけずにむずむずするたびに、少女マンガを読んでるわーという充実感を感じる。
それと、主人公が好きになる男が、いかにも女性向け漫画にいがちな女(読者)に都合のいい王子様、という感じではなく
いや、もちろん女(読者)が読んで良い気持ちになる程度に(ストーリー上)都合のいい男ではあるのだが、
職業が、中二病全開の小説を書いていたけどスランプ中の男、という設定なおかげか、
都合のいい男感を、設定が乗り越えている感じがあって、都合が良いわねーと鼻白まずに済むのも良い。