しかし、世の中には雇われ経営者こそ弱者なる珍説が存在するようだ。
事業が始まる前から失敗していることを認めない、失敗は社員のやる気やスキルが無いせい、というわけらしい。
おかしな話だ。社員には経営の裁量も株もない、もちろん役員報酬もない。
むしろ、同業他社より大幅に悪い待遇で、昇給は望むべくもなく、半分嘘の求人票をみて応募したというのに。
どうも中小企業の社長というのは労働法さえ守れば何をしてもよいという風潮があるらしい。
労働法さえ守ればすなわちホワイト企業、お前ら感謝して労働に勤しむべきとでも思っているのだろう。相場の賃金を払えなければ失敗しているというのに。
こういうやつらは先人たちを見習って一刻も早く首をくくることを願わずにいられない。