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Matzの講演について、もにょった事があったので書く。
一応エクスキューズをしておくと、私はプログラマーとしてのMatzは純粋に尊敬してるし、Rubyも大好きだ。
Matzの講演の主張は、「理不尽を受け入れるな」ということだと思う。つまり「我慢をするな」ということだ。
「本来給与は、あなたの労力に対する見返りではなく、あなたが生み出した価値の見返りである。だから、我慢をすることには、経営者と労働者のどちらにとっても意味がない。」 この主張に対しては両手を上げて賛成である。ただしここには、「価値を生み出せない人」という概念が抜け落ちている。
「価値を生み出せない人」は、「生み出した価値の見返りとして給与をもらう」ことができるか?当然Noである。ここで、「価値を生み出せない人」が給与をもらうために行なうのが、「我慢」であり「理不尽を受け入れる」ことではないか?
ところで、「価値を生み出せない人」というのは誰か?具体的には新卒のことである。つまり、「若手」だ。今回の講演の主題は「若手エンジニアの生存戦略」であったはずだ。
「我慢をやめろ」というのであれば、もう一歩進めて、「どうすれば価値を生み出せるようになるか」ということについて、ヒントあるいは答え、あるいは「一緒に考えていこう」という姿勢が示されるべきではないか。それがなければ、単なる「煽り」だと私は感じる。
「理不尽を受け入れるな」「我慢をするな」大変結構な主張だし、正論だ。しかし、正論を通すことができるのは、「価値を生み出せる人」だけではないか?
何で3年前の増田が急に注目エントリ入りしたんだ? Matzは何かしでかしたのか?
ツイッターで応答してるよ。
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