ここでいう接客というのは、ケータイショップの店員だったり何かのキャンペーンの説明係だったり、不動産屋さんだったり市役所の窓口のひとだったりを指す
こちらは用事があり、そのひとたちからその説明を受けると、何百回と同じ説明をしているからなのか、ものすごく最適化された説明をされることがある
つっかえたり、考えるような素振りは全くなく、ただ淡々と話すのだ
自分としては初めて聞くような単語がいくつか出てきて困惑するのだが、それが何かを推測している間に話がどんどん先へ進んでいく
どうにもわからなくて、途中で質問すると、一瞬、「え? いま頃それを聞くの?」というような顔をされるのだけれど、すぐに接客姿勢で説明をしてくれる
そのときだけ、マニュアルでなくそのひとの言葉で説明を受けている、というのが理解できる
なんだかそれが少し嬉しい
いままでの自分の経験だと、3割くらいが、このような過剰に最適化をした説明をするように思われる
こちらとしては、何らかの目的と漠然とした不安があって、話を聞き、理解しようとしているわけで、どうにかそれをわかってほしいのだが、