うちの職場では家族から携帯に電話がくるとみんな、普通に取る。厳しい会社なら私用電話なんてダメかもしれないが、うちはわりとユルイのだ。そもそも別に他人の電話の内容なんて聞いてないし、私用かどうかも周囲は関心がない。
一緒に仕事をしている人のところには、夕方になるといつも自分の子供から電話がかかってきている。彼はちっとも嫌な顔なぞせず、[おー、今家か?父さんもうちょっとしたら帰るからな。ごはんはもう食べたのか?]とか言う会話を嬉しそうにしている。
こう言う会話を聞いていると、死にたくなる。自分が手に入れられなかったもの。今後も決して手に入らないであろうもの。うらやましすぎて、自分がみじめすぎて、消えてしまいたくなる。
彼の妻が早く帰って来させようとわざわざ電話させているのだろうし、彼も早く帰りたいのだろう。本当に幸せそうに嬉しそうに喋っているのだ。
子供の頃に父親からは殴られたことしか覚えていないから、結婚なんてしない、一人で生きていくんだ、と決心したは良いものの。こんな優しくて理想的な父親がいて、幸せな家族がいるんだな、と言うことを目の前で見せつけられるのが本当にツライ。
家族を作れないから、せめて仕事を頑張ろうと、仕事に打ち込んできたのだが、なんだかとても虚しいのだ。他人より多少給料が良かろうが、だからなんだというのか。そんなものはなんの価値もないのではないか。もっと稼いでいる人なんて腐るほどいるし。
いつも夕方になると、私の醜くドスグロい妬みや嫉みが私の身体を覆い出す.....彼がただ電話をしている、その姿が私の身体を焼き尽くすのだ...。
この苦しみは一体いつまで続くのだろうか....
劣った人間からは劣った人間しか育たない。 やせ細った環境に産まれたザコは温室育ちの優秀な人間に駆逐されるが定め。
元増田の方が給料多く貰っており、ある程度の人間が持っているであろう「稼げない奴は劣っている」という基準において元増田は「劣っている人間」とは言えない はい論破
そういうふうに感じるんなら、今からでも手に入れる努力すればいいのに。 親がートラウマがーって言われれば「そうなんだ可哀想にじゃあ仕方ないね」って皆言うしかないだろうけど...