まず第一に、ほとんどの人にとって仕事は金稼ぎのためであると思う。それ以上でもそれ以下でもない。
仕事が趣味と言う人は金稼ぎが趣味なんじゃないのか、要は金が好きなだけじゃないのか。
それ自体は悪いことじゃない、金は必要だしあればあるだけ嬉しい。
じゃあ金が好きだと言えばいいじゃない。
仕事が趣味だと口にしていた翻訳家がある事情で休職していた時、やることがなくて暇すぎると言っていた。
その人に「翻訳のボランティアあるじゃん」と言うと「金が出ないのにやるわけない」と返された。
なにそれ、金稼ぎが好きなだけじゃないか。
仕事は大切、仕事のために生きている。じゃなくって、金は大切、金のために生きている。でいいじゃないか。
金を貰えなくても同じ事をやると言えるなら仕事が趣味だと言い張ってもいいと思う。
たまに使命感や理念の強要をする例が見られるけど、その使命感の代金は給与に含まれているんですか?
こんなジョークがある。
『スーパーの駐車場を警備していた警備員が万引き犯を見かけたが、警備員は万引き犯を逃してしまった。
どうして捕まえなかったんだと言う店長に対し、警備員は万引き犯を捕まえることは業務内容に含まれていないしその分の賃金をもらっていないと答えた。』