その部活動で、ぼくは人生ではじめて挫折を味わうことになります。
自分の高校の吹奏楽部は他の部活よりも勧誘がいろんな意味ですごい部活でした。
ぼくは中学で部活はもういいと思っていたので、高校生活は断固たる思いで帰宅部志望。
まずい友達が入部しちゃったら遊ぶ相手がいなくなるじゃないかと思いました。
なので「ちょっと入ってみるのもいいかな」という感じで入部することに。
なんとなくで入った部活は、実は全国大会を目指すハードな部活。
気づいたときにはもう遅く、簡単には抜け出せないような状況でした。
中学生のときは優しい部活に入っていたので、今までの自分では考えられない生活を強いられました。
楽器を吹いた経験がなかったぼくと中学の部活からびっしり楽器を吹いてきた周りの子とは明らかな差がついている。
そんなメンバーと実力を競うことになったらどうなるかは明白でした。