高校に入ったら半数くらいの人がピアノを弾けて、大学に至っては女の子の殆どがピアノ経験者だった。習い事を5つ習っていた私は変わった家の子から普通の人になった。
中高生の頃は、誰かの役に立ててるのかな、と思える場面がそれなりにあった。しかしそれだって高校生の頃には中学時代には感じなかったしんどさみたいなものを感じるようになってきていて、自分のキャパシティでは、大学に受かったとしてもきっと色んなことがうまくいかない、漠然とそんな気がしていた。
そして予感は的中し、ついに大学では無能な役立たずの落ちこぼれになってしまった。
リーダーシップってなんだろう。大人になった今の自分より、中学生の自分の方がよほどいいリーダーだった気がする。環境が変わっても同じ自分で居続けることがこんなに大変だったなんて。
お前は特技に胡坐かいてただけ 目に見える優位を確保してからしか人と接せないできただけだよ