ヘイパ!ヘイパ!ヘイヘイ!ヘイパ!ヘイ!ヘイパ!ヘイパ!ヘッ!ナイッシューーーー!!!
学年で一番身長低いのに面白がってジャンプボールやらされて、当然負けるので結局一度もボールに触らないまま発声練習で授業が終わるとかザラだった。
高校生にもなると相手は棒立ちで手を挙げただけで俺がいくらジャンプしても届かなくなるぐらいの身長差のある相手も少なくなかったので、ディフェンスもロクにできなかった。
珍しくこっちに転がってきたボールに全力で飛びついたら「猫かよwwww」って体育館全体が盛り上がるレベルで爆笑された。
ボールをもって立ち上がろうとしたら味方から体当たりされて奪われて「あれ、いたの?ゴメン小さくて見えなかったわwwww」って言われた。
見えなかったんなら仕方ないなって思ったので、そいつの周りに張り付いてピョンピョンしながら「ヘイパ!ヘイパ!」って言い続けたら謝ってくれたから、「アナタもしかして……私のこと見えてるの?」って言って許した。
人生で言ってみたいセリフランキングに入りそうなセリフが消化できてホクホクしたけど、あだ名がヘイパゴースト増田になって、以降卒業まで呼び止められるときに「ヘイパ!」って言われるようになった。
数年後に同じ学校に入った親戚の子から「放課後の体育館で一人で練習してると現れるヘイパ霊」という七不思議的なものになっていると聞いて爆笑した。