昔から嫌いで仕方がなかった。あのあだち充感的な、あだち充イズムがここまで表れた作品があっただろうかという。
まず嫌いな点を上げると。
・テーマが野球であり、出てくる人間たちは体育会の美しさだけを伝えている事。→ そうじゃないことを自覚していた自分などどうすればいいのか。
・テーマが野球であり、日本国民全員が野球が好きであることを前提とした筆運び → 押し付けがましくて嫌い
・南ちゃん → どこをどう間違えたら、新体操部のエースと、俺みたいなキモオタがワンチャンあるというのだ。イライラする。
つまり、そもそも実現不可能な現実をまざまざ当時から見せつけられた事が嫌悪感と繋がっている。
今はいいよ。オタクの認知度も高いし、オタクに手の届く日常系の夢がコンテンツとして大量にあるんだからさ。
80年なんて砂漠も、砂漠よ。SF的なものは良作はもちろん多いが、日常系のコンテンツが圧倒的にあだち充イズムに汚染されていた時代。私はそう呼んでいる。
今みたいな現実からの退却のための二次元という価値観が一般化する以前 「南ちゃんみたいな女子がこの世のどこかにいるかもしれない!だから俺らも頑張れるんだ」的な精神性を 70年...
まるで関係ないけどアニメヒロインが釘宮声のツンデレばかりだった当時を思い出したわ