米国共和党のトランプ氏と英国のEU離脱派は、その政治主張において日本共産党とよく似ている。行き過ぎた自由貿易(TPPやEU)への反対、移民受け入れ反対、富裕層への課税などなど。
オバマ大統領は就任当時こそ北米自由貿易協定(NAFTA)への反対などを表明していたけど、結局はそれどころかTPPを推進する立場になって、自由貿易推進派になってしまった。また移民に寛容すぎる政策も批判され、そういった批判票がトランプ氏の躍進に繋がっている。トランプ氏自身は金持ちだけど、富裕層への課税を掲げている。
英国のEU離脱派の躍進には、増えすぎた移民に社会インフラを奪われるという不満だけではない。パナマ文書事件でキャメロン首相一族の租税回避が明らかになった。そういう金持ちだけが得するシステムへの批判も大きい。
先日英国ではEU離脱派が勝利し、米国でもトランプ氏が新自由主義経済推進派のクリントン氏に接戦している。
日本で同じ主張を繰り広げているのはまさしく日本共産党だ。ぜひとも、日本共産党には米国のトランプ氏や英国のEU離脱派と連携し、選挙戦を戦ってほしい。