貧乏暇有りの人間の数少ない道楽なんですよ。2時間くらい時間を潰せたらいいな。と思って予約とってまで行くのに、なぜ、スタッフは判を押したように全血を薦めてくるんだろう。
マニュアルかなにかあるのかい? 効率ばかり求めてのことなのかい? おじさんも人生の半分くらいは過ぎたあたりで、生涯のうちにあと何回来られるかわからんと思いながら献血に行ってるのだよ。
百歩譲って、全血したほうがそちらの仕事の効率に良いだとしてもだ。善意でボランティアをしようという人間の自由意志を尊重しようという気持ちが感じられない。もう、そこが嫌だ。
俺にはこれといった信仰というものはないが、緩やかな人類愛とでもいうようなものがあり、献血にしたって、世の中の役に立ちのであろうという気持ちがスタートにある。
そのうえで空調の行き届いたところで、少しでも余分に、自分が読まないタイプの読み物に接してみたい、というような欲もある。
どんなに「今日は成分で!」と最初に伝えてもあの手この手で全血にしようと説得してくる。そんなに迷惑をかけるような行為なのかい?
あの人たちにはこっちの意見を尊重しようという気持ちが感じられないので、いつもモヤモヤした気持ちになって帰ってくる。
なぜ、ボランティアをしにいって惨めさを感じて帰ってこなければならないのだろう。マニュアルかなにかあるなら改善して欲しい。不愉快だよ。