原作はSF大賞とったときに読んだきりで、中身はすっかり忘れていた。
「女の子が食事中にいきなり自殺する」場面だけは、記憶の片隅に残っていたが
他の部分は、ああこんな感じだったかな、と映画を見ながら思い出した。
(ただ、原作ってこんなに百合要素多かったかな?まあ、嫌いじゃないけど)
ちょっと前に中国政府が掲げてたスローガン「和諧(hexie)」の意味が
まさに「ハーモニー」というのも、この物語とあわせて考えると面白いが
「Big Brother的な管理社会の窮屈さ」よりも
「SNSを通じた相互監視社会の息苦しさ」からの逃走の方が、今の時代のテーマとして面白いかなと思う。