コンピュータプログラムのデバッグ、バグのチェックは地味で単調だ。
用意されたチェック項目リストに従って、淡々と実機をいじりながら、想定された挙動通りであるかを確かめる。
楽といえば楽かもしれないけど、作業そのものには何らの楽しさも見つからない。
あえていえば作業が完了して、項目が埋まったリストを見たときの達成感があるくらいだろうか。
仕事という強制的な場において、単調、退屈な作業を繰り返す経験をしたことは、
ある種の忍耐力を不可逆的にもたらしてくれたように感じる。
この忍耐力(ある限定的な状況に対しての)は、新しいスキルの基礎を身に付けるための訓練に生かされている。