私は他の人とは違う! と高らかに宣言したのに、その行き着く先が椎名林檎ファンだったりする。
典型から逃れるとき、典型から逃れたい人が陥る典型みたいなところに行ってしまう人が多い。
椎名林檎ファンにそれが多い。他にもある。男だったら週刊少年チャンピオンファンに多い。
お前は他の人と違うんだろ? なんで林檎ファンなんていうある種の典型に堕すのだ。なぜ折角ドラゴンボールの宇宙から逃れたのにバキを読むのだ。
とはいえ「他の人とは違う!」の流民の旅は苦難続きである。どこに行っても同類がいる。「他の人とは違う!」と宣言する同類がいる。
「他の人とは違う!」を本当に実践したら、多分すごく孤独だ。ジャニスジョプリンみたいに苦しんで、笑顔だけが青空に溶け込んでしまってそのまま消え去ってしまうような、そんな寂しい湖水地方の風のような孤独。
うんやっぱりそうだ。文章書いていた最初は椎名林檎やチャンピオン(IKKIでもいいのだが)に行き着く人をある種バカにしていた。でもこの段落書いているうちに「他の人とは違う!」を無限に突き詰めちゃいけないってことがわかった。どっかでとどめなきゃらなん。
ストライクゾーンのようなものが世の中のいろいろな要素にあって、そのぎりぎりを攻めるってのが気を衒う場合正解なんだろう。だから結局のところ、だいたい四隅にも人が集まる。
別に貫いてもいいと思うんですよ。IKKIやアフタとか。 だけどそこを超えてミリオタ系の本とかどんどん宗派がきつくなる方へゆくと、民度の厳しさも家元級になってくるんですよ。 バ...
テレビで言ってたことを鵜呑みにしてるみたいで恥ずかしいけど、 この前のEテレの戦後サブカルチャー史2期でちょうど同じようなことを言ってたので、メモがてら。 録画とかしてなか...
自分の知ってる基礎から外れてるからダメと押し付ける麦踏みもいるわな 小説界隈は特におおいわー 行きて帰りし物語じゃないからダメ 作家がコントロールしてるからダメ ぶっちゃけ...
ほんとうにそうなのかな 自分自身が四六時中アイデンティティを求めてるから、 まわりの好みや発言の動機をアイデンティティだとみなしちゃうだけじゃない? 承認やすっぱい葡萄も...
シュマリの話や九井諒子騒動(高野文子信者)、糞漫画騒動を見て文脈ってなんだろうと考えてみることにした。簡潔に言って、正:文脈を知っていたほうが豊かになるし、文脈を知ら...