2015-09-26

有能な人を社会的弱者にしてしまう「忙しい」という罪

忙しい人は社会的弱者である。豊かさとは所持する金(物)と時間のかけ算であり、そのうちの時間が極端にないのが忙しい状態。有能な人ほど仕事が増え、社会的成功している金持ちでも簡単にこの罠に陥ってしまう。これは本人のみの力では簡単に抜け出せないケースがあることが存外に知られていない。それどころか「忙しいのはいいこと」「儲かっている」「充実している」などと肯定的に見られることも多い始末。暇を持て余している貧民を保護するシステムはあるのに、時間のない金持ちを救済する仕組みはない。「時間は金で買える」ほど簡単なものでは実はない。自分しかできないことだらけだし、他人人件費は高くてコスパが悪い。下手をすると忙しくて死ぬ人もいる。物理的に死ななくても人と会えなくなれば社会的な死だし、家族と話せなくなれば家庭的な死だ。いずれも周囲に心配迷惑をかけている。継続するので迷惑度合いは体感よりも大きい。

忙しいことは悪だし時間がないことは罪である。この考えがもっと広まるべきだ。と言いつつ、自分もできていないが。

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