「かなり年下の子が最近やたらに声をかけてくる。カラオケでオールもした。自分に気があるんじゃないか、どう思う」
って、いい年をした知り合いの男に尋ねられた。名前が可愛いんだとか、さらさらな黒髪がたまらない、とか気持ち悪いことこの上ない相談だった。親身に対応したけれど。
さて、彼は君に期待してもいいものなんだろうか。そんなことは起こりえないが、野暮な好奇心に駆られた。君がカラオケの話題をツイートしているのも確認。なんということだ。いい年したおっさんの妄想ではなかったようだ。
君のフォロワーたちは
「保護者同伴だったのか」
「保護者がいたならよかった」
と安心しているようだった。まぁ、君が深夜にカラオケに行ってるなんてツイートすれば、周りは心配になるはずだ。「おじさんと一緒だよ」という一言だけで安心するなんてマヌケな奴らだ、そう君は思ってるのかもしれない。
だけどね。君が一緒にカラオケに行ったおっさん、あんたにマジ惚れしそうだから気をつけた方がいいよ。勘違いさせるような行動、わかっててやってるのかね。