もうずいぶん前から言われてることだし、今更いうなって感じもするし、なんだかんだいって自分でも慣れてきたつもりだったのだけれど。
先日、とある観光地の写真を見せたときに「うわ~、この世界観、ステキ~」とか言われたときに、このイラつきが再燃した。
別に、「世界全体を総体としてどうとらえるか云々」というヘーゲルだったかの用法に従えというつもりはないけれど、なんでもかんでも世界観でかたづけられても。
自分が世界観という言葉にイラつく理由の一つに、もっと別の言葉を使ったほうが正確に表現できそうなものを、なんでもかんでも「世界観」と表現して、なんかカッコつけたつもりになっている、というのがある。
せいぜい「設定」としかいえないようなものを「世界観」とか、ひどいのはそれ「作品の醸し出す雰囲気」ってレベルの話を「作品の世界観」とかいってるし。
「あの人の視点って、なんか面白いよね」で通じるものを「あの人の世界観」とか。
「作品の世界観」が、単なる「作品独自の設定」のことなのか「作品に投影された著者の世界観」のことなのか、よく分からないのとか。
ちなみに、自分が今までみた一番ひどい用例は、ゲームの説明で「圧倒的な世界観!!」とか言ってたやつ。
もはや、何を伝えたいのかわからなかった。
自分が世界観という言葉にイラつく理由の一つに、もっと別の言葉を使ったほうが正確に表現できそうなものを、なんでもかんでも「世界観」と表現して、なんかカッコつけたつもりに...
いやがらせ かいかん