2015-07-11

今更ながら、世界観って言葉イラつく

もうずいぶん前から言われてることだし、今更いうなって感じもするし、なんだかんだいって自分でも慣れてきたつもりだったのだけれど。

先日、とある観光地写真を見せたときに「うわ~、この世界観ステキ~」とか言われたときに、このイラつきが再燃した。

景色世界観ってなんだよ。

別に、「世界全体を総体としてどうとらえるか云々」というヘーゲルだったか用法に従えというつもりはないけれど、なんでもかんでも世界観でかたづけられても。

どうも「全体の雰囲気」程度の意味しかったけれど。

自分世界観という言葉イラつく理由の一つに、もっと別の言葉を使ったほうが正確に表現できそうなものを、なんでもかんでも「世界観」と表現して、なんかカッコつけたつもりになっている、というのがある。

せいぜい「設定」としかいえないようなものを「世界観」とか、ひどいのはそれ「作品の醸し出す雰囲気」ってレベルの話を「作品世界観」とかいってるし。

「あの人の視点って、なんか面白いよね」で通じるものを「あの人の世界観」とか。

作品世界観」が、単なる「作品独自の設定」のことなのか「作品投影された著者の世界観」のことなのか、よく分からないのとか。

ちなみに、自分が今までみた一番ひどい用例は、ゲームの説明で「圧倒的な世界観!!」とか言ってたやつ。

もはや、何を伝えたいのかわからなかった。

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