100%ヒットさせられる企画があるというのでもない限り(もちろんそんなことはありえない)元増田の方式は実現性が乏しい。
まず製作するのに予算が必要であり、作ったからといってコストが回収できるとも限らず、実際には数%のヒット作が他作品の損失を支える形になるが、当然それが出るまで赤字続きとなる。クラウドファンディングで一時的な資金調達はできても、半永続的に予算を補給し続けるのは不可能かと思われる。
永続的に必要となる製作予算を関係企業で出し合うのが製作委員会であり、事業の継続性としてずっと優れている。DVDやCD、ゲーム化だったりグッズの販売にもそれぞれの企業が強みを活かして(利害関係を持って)参加しているので、単独企業が全版権を握るよりも収益化しやすい。そもそも元増田の企画では、仮にアニメがヒットしたとしても、利益を得るモデルが描かれていない。