言ってる事は「風評被害」とか「地域住民の不安」とかそういうのばかり。
ホントは皆知ってる事なのに、福島や原発が「安全」なはずがない。
それなのに今回の件を注視すると、「風評被害」という言葉だけが独り歩きしている。
原発事故で鼻血を出した例も実は少なからず病院などで報告されているのに殆どマスコミはこれを無視しているし、
自民党で最も東電株を有し娘も同社社員である石破茂幹事長は、この件について黙秘しているきらいがあるし、
本来ゼロ原発とか反原発を謳っているマスコミですら、同幹事長の発言を全く取り上げない。
本当に脱原発なのかすら疑わしく思えてきた。
鼻血を出す描写が、福島が事故後なんとか立ち直って来た様々な事柄に対してそれを踏み躙る「風評被害」を美味しんぼを掲載する
ビッグコミックスピリッツという知る人ぞ知る雑誌一つにそのような効力があるとは思い難い。
むしろ、日本全体に発言力を持つ政治家がこのような描写一つで騒ぎ立てるこの様相にこそ、問題があるのだ。
なお、今週号では東電批判とも取れる描写が掲載されたが、もはやこの事実を掲載させないがための相次ぐ批判だったのではないか?
「風評被害」とは、政治家が福島県民を安心させる復興支援をしてやらなかった、そのツケが今回の形で降り掛かった結果だと確信する。