美味しんぼが炎上なうですね。美味しんぼに限らず、震災、原発をテーマにした作品は多数あります。なぜそれらは叩かれなくて、美味しんぼが叩かれたのかについて考えてみます。
美味しんぼをフォローするようで悪いんですが、こういう話って、よくありますよね。僕の親父が好きな陰謀説では「震災はアメリカ水爆爆弾によって起こされ、原発事故は仕組まれたわなであった」みたいな。あとは某宗教団体さんも沢山やっていらっしゃいます。言葉は悪いですが、出版社においては宣伝文句となりつつあります。
問題はどの程度の宣伝文句を使うかです。「原発事故の真実」と書くのか、「原発事故をモチーフにしました」と書くのか。内容も、賛成派、反対派両方の視点から書くのか、片方だけ書くのか。あるいは取材したおばちゃん数人の視点で書くのか。それによっても違いますよね。過激さは。
その煽り加減を間違えると、今回のように大炎上になるのです。宣伝文句としての”原発事故”を否定するつもりはありません。現に読者はその情報を欲しがっているわけですし、普通な見出しよりは過激な見出しに目がいきます。本を売ってメシを食べる人たちは自然に過激な方向へいくのでしょう。