2014-04-01

卒論で一番身につくのはバカバカしさに付き合う気持ち

STAP細胞に関するニュースを見ているとつくづく「研究世界ってのは馬鹿馬鹿しい所があるな」と思う。

自分の都合のいいようにデータを切り貼りする事を露骨にやってしまたか彼女は叩かれたが、

あいった恣意的データ弄りは程度の差ややり方に違いはあれどレポートの基本だ。

そういった「自分に都合がいいデータを作って凄いことをしたように見せる」というのははっきり言ってバカバカしい。

でも、今の世の中でそれをやらないと頑なに決めてしまったら物凄く生きにくくなるだろう。

自分卒業論文をやっているとき最初のうちは「恣意的研究なんてしない」と思ったり、

「新しい所に自分の力でたどり着く」なんて身の程知らずにもホドがあることを考えていた。

だけどそれだとすぐに壁にぶつかり、やがて壁にぶつかり続けて折れてしまった。

しかしそれで良かったのだと今は感じている。折れて正解、不相応なプライド高望みは捨てて正解だった。

卒論をやっていなかったら、今でも会社で「ズルはしない」なんて言いながら要領の悪い事ばかりしていただろう。

多分日本の多くの企業大卒を求めるのは、こういった卒論レポートで心が折れた経験のある人間や、

最初から余計なプライドを持たず素直に周りがやってるような少し卑怯方法をとれる人間と一緒に仕事がしたいからなのだろう。

  • とりあえず、お前の学位、返してきな。 捏造卒論での学位は学部でも許されない。

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