毎年、数人だけれどかならず幼稚な子がいるらしい。塾で勉強せず、宿題はやらず、当然家では勉強していない。「どうして?」と聞いても何も答えない。でも「入試には合格するんだよね?」と聞くと「うん!」と笑顔で答える子。
これは幼稚なのではなく、自分が主人公だと思っているのではないだろうか。まんが、アニメ、ゲームにドラマ。どれもこれも自分が主人公になれるものばっかりだ。現実感が希薄なんだろう。
しかし、主人公が自分の力で問題を解決していくのを見ても、自分で問題を解決しようとは思わない。誰かが解決してくれる、その時になれば自分はやれると思っている。
そこまで思って、それって子供だけなんだろうかと疑問がわいた。
大人だって狂ったように物語を食って生きている。映画を見て、漫画を読んで、テレビを見て、ゲームをやって、小説だって読む。供給が過剰だから勢い消費も過剰になる。大人だってそのうち、自分が主人公、だなんて思い始めるだろう。「やればできる」というのは甘美な言葉だ。
ライフハック記事を読む人も同じだ。はてなブックマークも。いいねも。リツイートも。みんな物語を食べる方法なんだろう。おそらくみんな、もう、狂っている。
http://anond.hatelabo.jp/20140318222437 http://anond.hatelabo.jp/20140318221408 こういうポエミーな人って何で当然のように論理的飛躍をぶっこんでくるんだろう。
いい文章です。 僕らに、ぜひ、物語を書いて下さい。