理解できない人たちというのは多角的に物を考えないので、
ちょっと違う。考えない、のではなくて、前提知識がなさすぎて考えられないだけ。
例えば、高校レベルの数学なんかでも、「回転」を考える時、素直にxyグラフ上で幾何的に考えたり、
三角関数で考えたり、ベクトルで考えたり、虚数を使ってみたり、行列をつかってみたり。
これらは見た目は全然違うけど同じ答えが出せる。
で、よく見てみると、実は同じことをやってることに気づく。
それらすべてをきちんと理解してないと共通性なんて見いだせない。
やり方だけ覚えても駄目。なんでそうなるか、それぞれの仕組みをきちんと理解しないと駄目。
ただ、最初に取っ掛かりとして分かりやすい、わかりにくいはそれぞれある。
その中から一番わかり安い物を持ってきて説明できればまず、一歩を踏み出しやすい。
それが人によって違うこともあるからその辺を見出せる人だとモット良い。
これはまさに、「わかった気にさせる」説明の方法。何も理解してない。
もちろん、ただ覚えるだけでいいんだ、ってものも多いから、必要なところだけ教える、ということも必要な場合もあるが。
ただ、それでも理解できないタイプの人に共通する言語レベルに突っ込んだ書き方をすれば、
それはわかりやすい書き方に出来ると思っているのだがなぁ…
もちろん、説明の仕方として順をおって教えたりすることは出来るだろうけど、
それはその「レベル」を教えたのであって、本来の事柄を教えてるわけではない。もちろんそれで十分な場合もあるが。
ただ、気をつけないといけないのは、そういった「レベルを落とした教え」というのは、つまりは「わかった気にさせる」物。
さらに、「嘘を含む」ことも多々ある。
その嘘も、時として閉じた世界で簡単なことをスルだけなら問題ない場合もあるが、殆どの場合はむしろそこから一歩出てさらに学ぼうとした場合の障害になる。