私は多分「不幸な境遇」な人間だ。自分語りをすれば大抵の人に同情されるし、普通の世界で生きてきた同年代の子たちとは空気が違いすぎて馴染むことができない。
人並み以下の人生で満足しなければいけないと、自分自身に言い聞かせながら生きている。
時々、私と似た不幸な境遇の人間に出会ったり、その存在を知る機会がある。
大体は今現在も不幸な人なのだけど、稀に今は幸せな人もいる。私はそういう人が苦手だ。
苦手であるべきではないと思っても、どこかで拒否反応を起こして劣等感に苛まれる。
幸せそうな顔をしているその人たちを見て、どうしようもない気持ちになる。
それでも私は感情を隠し、ニコニコと普通のふりをする。「へえ、大変だったんですね。でも今は幸せならいいじゃないですか」
不幸な境遇なのに、今不幸な人と幸せな人の違いって、本人の努力なんかではなく環境でしかない。
不幸な境遇の人間は本人が努力しても足りなくて、努力している手を誰かが引っ張らないと、不幸という地獄からは抜け出せない。
……そうは言っても、恵まれている人は少数派で大多数が不幸から抜け出せない人だ。
一度不幸スパイラルにのみ込まれてしまった人は並大抵の努力じゃ抜け出すことはできないし、抜け出せたとしても人並み以下の人生を、大きな劣等感を抱き生きていくことになるだろう。
普通の人たちと交わることだって難しくなってしまう、一般的な価値観だって理解できないようになる。
それでも、ずっと不幸な人よりかは恵まれているのだ。
人並み以下で済んだ私も、もしかしたら恵まれているのだろうか。
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