2013-07-31

もしも魔法が使えたら

先日肉体作業に従事する機会があった。

真夏暑い中、汗をダラダラ垂らしながらスコップを使ったり重たい土を運んだりした。

一日だけの仕事だったが、翌日には筋肉痛で身体のあちこちが痛い。

あれを毎日やっている人たちは本当に偉大だと思う。


ところで、作業中、「もしも魔法が使えたら、この地道な作業もあっという間に終わるのになぁ」と夢のようなことを考えついた。

「そこにある大量の土をあっちへ運べ」とか、「ここを○メートル掘れ」とか、何でもかんでも自分の好きなように現実を操れたら。

もしも魔法が使えたら、こんな汗だくの泥だらけになりながら仕事をする必要はなくなるのに。


だが、そう考えていると大きな問題も浮かび上がってきた。

もしも魔法が使えたら、作業員仕事が無くなってしまうではないか自分は一日だけだったからいいけれども、これを毎日やっている作業員の人たちにとっては、魔法仕事を奪われてはたまったもんじゃないだろう。

肉体作業に限らずどんな仕事魔法で業務が達成されてしまうかもしれない。

仮に何でも人間の好きなようにできる魔法が登場したら、失業者がどれだけになるのか想像しただけでも恐ろしくなってくる。


魔法仕事だけではなく子供たちの教育にも大きく影響するだろう。

学校宿題を出したとしても、子供たちが魔法を使えたらそんなもの無意味になってしまう。

そもそも、欲しい知識を思いのままに魔法で頭の中に入れられるとしたならば、学校のもの不要になってしまうかもしれない。

魔法って怖い。


細身の自分にとっては肉体作業があまりにも大変だったのでこんな非現実的なことを思いついてしまったのかもしれないが、22世紀にはドラえもんが登場するともいうし、いつか人類魔法を手に入れる日も訪れうるのではないか

自分の好きな子エッチできる魔法が使えると考えれば魔法を手に入れたいとも思うし、一方では自分仕事を奪われてしまうと考えれば魔法なんか絶対にいらない。

うーん、何とも悩ましい。

  • 魔法にはMPというコストが必要だよね。 現代の魔法は外注って形で存在するんじゃないかな。 もちろん詠唱で下手うつと上手く効果が出ないときもある。

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