に、ばったり会った。会ったというよりは、見かけて声をかけようかどうしようかという葛藤を続け、結局見送っただけだったけ。ちんちん小さいなぁ。
正確には12年前か。40近く(彼女は40過ぎたはず) になって、いるけれど、昔の面影を残しつつ、でも歩き方や仕草が昔のままだったので、彼女に違いない。実は、5,6年前にも京都で会っている。この時も、会ったというよりは、交差点ですれ違って声をかけられずに見送っただけ。彼女は電話をしていて、声は間違いなく彼女のものだった。
取り立てて綺麗とか可愛い女の子ではなかったけれど、一人の人間としてとても魅力的な人だったと思う。よく物事を考える人で、本当に考えることで、夜も眠れないということがある人を初めて見た。そんなの話の中だけだと思っていたけれど、本当にいたんだ。当時の僕は、大した挫折もなく、大企業に入り1年で辞め(それが挫折らしい初めての挫折だったのかもしれない)、転職したばかりのアホな子だった。その後の僕の生き方に大きく変えた人だと思う。
何でも論理的によく考え、感情で反応する僕の事はうまく理解できなかったのかもしれない。そんな彼女だったけれど、別れる時は何の説明もなかった。そんな時も、彼女だったら、きちんと理由を説明してくれると信じていた(というかそんな時が来るとは思わなかったけれど)のに、何の説明もなく、説明を求めても連絡すること、そのものを拒否された。
うーん。文章にするとすっきりするかな、と思ったけれど、あまりに自分のイメージを再現できないので、ここまで。
とにかく、ありがとう。僕は、まぁ何とかやっています。10年君を忘れられずにいたけれど、今日何か吹っ切れた気がします。ようやく。お互いにこれからもまた素敵な人生が待っていますように。そして、30年過ぎたら、京都で美味しいコーヒー飲みながら昔話をできたら、幸せです。
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