『暗殺教室』単行本読んだんだけど。はっきり言って笑ったし物語の構成が上手いと舌を巻いたんだけど、でも読み終わってから何かが気持ち悪い。
何かがっていうか普通に制度設計が腐っていることの悪を個人の悪意に由来するものとしてすり替えていることが気持ち悪い。
いやそこに帰結すんのかよ、って思った。制度悪がいち独裁者の悪意に還っていくとか、良い人ヒトラー現代に再来☆みたいな小説が出てるこのご時世にちょっとありえなくない?みたいな。
少年マンガってそういうの多いよね。「悪とは悪意(害意)である」みたいな悪。悪い奴は大体(意地)悪いこと考えてる。
志々雄様とかDIO様とかフリーザ様ならまだいいのよ。制度とかじゃなくて哲学・価値観として虫は踏むタイプってのは胸くそ悪いとしても欺瞞は無い。
でも『暗殺教室』の学長(だか理事長だか)はないわー。月を七欠けできる超生物が教壇に立つ以上にないわー。
後者は超法規的措置として実現する可能性が微レ存と脳内補完できるけどあんな学校が普通に運営されてるとか保護者と教育委員会は何やってんのってなってしまう。鬼女まとめとか見てると余計に。
あ、こういうこと書くと「文句があるなら読むなよ」とか言ってくる奴いるけど、そっくりそのままお返ししますね。文句があるならこんな増田読まないで下さい。
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