うちの姉は障害を持っている。
患ったのが中高の頃で、それ以後は精神的に母に頼りきりの生活だったので
かなり未熟さを感じる。
姉が発症して以後、
姉は人が変わったようになってしまい、月に1度だけ家に帰ってきた。
当時小学2年だった俺は、
そんな感覚だった。
姉の病気のこと、
母に無理矢理入信させられた宗教のこと、
父の酒癖の悪さ。
そんな家の問題を、友達に知られるのが怖くて
聞かれるのが怖くて、学校ではひとりで居ることを望んだ。
高校を中退し、バイトで金をため、資格を取り、就職し、家を出た。
30を過ぎた今。
家族の問題に向き合っている。
心のどこかに「家族の問題は問題児だった俺が原因」という負い目がある。
時間を追って冷静に考えれば分かることだが、本当は逆のはず。
でも、その負い目は決して拭い去ることはできない。
父は酒に依存し。
兄は家族との会話を持たず。
姉は薬を飲みつづけないと再発の危険がある。
そんな家族を苦々しく思い、ついつい、
あれが駄目だ、これも駄目だ、と
非難するようなことばかり言ってしまう。
逆効果だと、分かっているはずなのにだ。
いっそ、家の問題から逃げたほうがラクなんだろう。
俺が家から消えたほうが、問題は少なくなるのかもしれない。
改善はしないだろうけど、その方がいいのかもしれない。
俺が、家族をなんとかしなきゃ、と。
辛い。毎日が苦しい。
おまえが原因じゃないよ。 家族のためになることをするのはいいが、 自分が潰れる前に逃げろ
ありがとうございます。 そう言ってもらえると 本当に救われた気持ちになれます。 最近、カウンセラーに相談するようになって 少しづつ精神的な余裕が生まれてきました。 諦めがつ...