2013-01-01

正月から、俺は実家に帰っていた。

朝、目が覚めると親父が遠方で暮らしている兄貴電話で話していた。兄貴正月から仕事実家に帰ってこれなかった。大変な仕事だなぁと感じた。

途中まで他愛のない普通電話だったが、何やら雲行きが怪しくなってきた。

子供が生まれたばかりの兄貴は親に子供の顔を見せたいが、ただ親父が喫煙家なのでそれを心配してか電話口で「タバコを吸う家には子供を連れて行きたくない」と言ったらしい。

まりタバコさえ子供の前で吸わなければ連れて行ってもいいよという事を伝えたかったらしい。ただ親父からしたらそれが気に食わなかったらしく「タバコでお前に迷惑をかけたことがあるか!」とたまらずキレた親父。まぁ、切れたくなるのも分かるけど。

そしたら兄貴は「俺がアレルギー性鼻炎になったのはタバコのせいだ!」と言ったらしい。(あくまで親父の返す言葉からの推察なので、それ通り言ったかは不明)

親父がそれを言われて「それなら連れてこなくていい!」と言って気まずいまま電話終了。

そばで聞いてたおかんが、正月からなにケンカしてんのよ!とかゴチャゴチャ言ってる。その時俺は話の中の一つが気になっていた。タバコアレルギー性鼻炎になるのか?これまで全く考えもしなかった。確かに兄弟アレルギー性鼻炎鼻炎だった。俺も兄貴も弟も。だから遺伝とか体質とかそんなもんだと勝手に思って納得していた。

現に実家に戻ってきてから鼻がグシュグシュいってる。そう思ってくるとなんかそうとしか思えなくて早々に自分の家に戻ってきた。

ネットで「アレルギー性鼻炎 タバコ」とかで調べる。それなりに関係あるような事も書いてある。

まぁ、何だろ。もう今更アレルギー性鼻炎の原因がタバコだったからって、これからどうしようとも思わないんだけどさ。ただ兄貴がはっきりとズバズバ親父に言うのが凄いと感じた。昔から頭のいい兄貴だったが、親父とケンカするようなことは滅多になかった。子供が生まれて守るものができたという事か。

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