東京都港区のホテルに設けられた民主党の開票センター。立候補者の名前が書かれたボードが用意されたが、あまりの惨敗からか、当選者名の横にバラの造花を付けるセレモニーは見送られた。
幹部らは代わる代わる壇上に上り、テレビの中継に臨んだが、政権交代の熱気に包まれた前回とは異なり、疲れは隠せなかった。細野豪志政調会長は代表選に質問が及ぶと「個人でどうこうというレベルではない」と厳しい表情。輿石東幹事長は会見で口を真一文字に結んだ。午後11時20分には、野田佳彦首相が会見し「痛恨の極み」と代表辞任を表明。その後は予定されていた幹部のテレビ出演もキャンセルされ、カメラが次々に撤去された。【長谷川豊】
前半太字部分、苦戦を知りながらも投票したり立候補した人達に対してこれほど失礼な事って無いと思うんだよね。
当選者にとって、自分の名前の横に飾られるバラの花は最も待ち望んだ光景だったはずなのに、みっともないからやめます、じゃああんまりだよ。
後半太字部分、敗北する自分達の姿をカメラから遠ざけようとするのも、端から見れば「しっぽを巻いて逃げた」としか受け取られない。
惨めな姿を敢えて晒し、歯を食いしばって捲土重来を期する、という事が出来ない。
思えば民主党政権はこの三年間、一事が万事こんな調子だったし、だからこそいざ政権与党になった直後、郵政選挙よりも無様な姿を晒す羽目になったんだろう。