2012-10-25

過食症ゲロまみれの日々から3年。

ストレスで過食してしまうのはあいかわらずだけど、大分前に奥歯がもげてからは吐くのをやめた。

今になって思うのは、過食症は現象であって本質ではないということ。

ADHDアスペのような生物学的要因に、環境要因が加わって鬱や人格障害が生まれ、食べ物関係でその異常性が表出する。

食べ物というのは欲望を解放する同時に、体脂肪自己卑下といったストレスを生み出す矛盾を抱えている。

このストレスを発散する手段が他にあればいいのだが、過食症に陥る人々はそもそもストレス耐性が低いので手軽で強烈な麻薬作用を持つ食べ物特に炭水化物)に走るようになる。

(ただし本人たちはなぜ自分がこんなにも激しい過食衝動にみまわれ、それに抗えないのかわからない)

こうなるとなかなか立ち直るのは難しい。食べ物を中心に一日が回るようになる。だから過食症」なんて独立した名前もつくんだろう。

でも大事なのは、食べ過ぎる行為以外のところに問題が隠れているということ。

自分はどんな子供だったか。親にはどんな教育がなされてきたか。傷ついた体験を胸の奥に抱えていないか漠然と生きづらいと感じているのはなぜか。自分は何が好きで何が嫌いか

そういうところから治療は始まるのだと思う。

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