二人組作ってーと言われると基本的にハブられる人間だった。凄い嫌々そうな顔で組まれることが毎回だった。
球技のチームわけは更に苦痛だった。出来る奴だとクラスから推薦された人間が、自分のグループに入れる人間を指定する形でチームを組むからだ。
当然自分はいつも最後。目の前で「どっちが取る~?」「ジャンケンで負けたほうでいいんじゃね?」とかやられたときは流石に逃げたかった。
ついでに思いっきり学級委員も押しつけられた。クラス投票で自分ともう一人地味な子(明確にクラスからハブられてた)が圧倒的多数の票を獲得して当選した時は
正直泣きたかった。
さすがに辛くなって面談の時に教師に訴えたら、「あなたは真面目な子だからクラスから信頼されているんだと思っていた、もっと自信を持ちなさい」と来たもんだ。
それでも出席しないと単位がもらえないとかいう学校のお題目を馬鹿正直に信じ込んでいたんで、何とか学校には行ってた。授業にも出てた。
今考えると自分のことながらすげえなと思う。保健室登校とか何でしなかったんだろう自分。意味わからん。たぶん親が怖かったんだとは思うが。
おかげさまで今でもグループワークって奴が凄い苦手だ。