米国とカナダの研究チームがそんな調査結果を社会心理学の学会誌に発表した。
調査は、米ノートルダム大学と米コーネル大学、加ウェスタンオンタリオ大学
の研究者が実施した。その結果、男性の場合、協調性が高いという意味での
「いい人」は同僚に好かれるなどの利点もあるものの、
協調性の高い男性はそれがあだとなって「給与明細に反動が出る」といい、
「協調性という点での人の良さは、給与には直結しないようだ」としている。
一方、女性の場合、協調性のない態度が男性のようなメリットには
結びつかないことも分かったという。
この研究は各国で反響を呼び、例えば、オーストラリアのシドニーからは
「企業社会では無情になる必要がある。弱い所を見せれば付け込まれる。
それが現実だ」との声が寄せられた。
「いい男」は「いい人かつ男性」って意味ではないよ