2011-07-21

父の夢を見た。

私の住む町から夜行バスで7時間の場所に住む父と母。

たまの休みに家に帰ると、両親はとても喜んでくれる。

このあいだの帰省の時も、母は一緒にバーゲン映画に行こうと言って、つれていってくれた。

父はどうする?と聞くと、俺は買い物はぶっちゃけ○○○○○○(なんと言ったか忘れた。女だらけの買い物は楽しめない、という意味合いだった)だからいいよ。

そう言って、久しぶりの一日休みを犬と過ごす事にしたようだった。

そんな父の夢を見た。

私が平日の仕事の合間にやっている、居酒屋アルバイトにこっそり面接にくる夢。

私があわてて「とうさん!なにやってるの!」というと、見つかったか!とばつが悪そうな顔をして、私が本当に怒っているのを見るとすごく寂しそうな顔になった。

50になる父は、休日一年からガソリンスタンドバイトを始めた。

母は、2年くらい前から、父の話にあからさまにぶっきらぼうに、冷たく答えるようになった。

母は去年、兄の勤める会社田舎では給料が良い)で働かせるために、兄に対して父に頭を下げさせた。

兄は母の振る舞いをひどく怒っていた。

両親は私が小さいときからずっと共働きで、母は私が中高の間じゅう、夕方から深夜までパートだった。

父の安月給に対して、三人目の子供が産まれた時、わたしが大学に上がるとき、それでもバイトをしたり職を変えない父に対して、

もう何年も、不満がたまっていたのだという。

でもあの融通が利かなくて

明るいけどプライドの高い父は

寂しさで心がいっぱいになってるんじゃないか

バイト終わりにガソリンスタンドに迎えにいったときの、父の笑顔がちらつく。

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