1年以内に福島第一の5号機と6号機を今後どうするか決めなくてはいけないと思う。
両機の損傷は軽微で綿密な点検を行えば運転再開は可能だと思われる。
チェルノブイリでも事故をおこした炉の隣にある3つの原子炉の運転は継続された。当時のソ連・ウクライナの政権が狂ってたゆえの判断ではなく、これはこれで現実的な判断であった。すでに近隣地域から住民避難済みであり、万一事故が発生することを想定するとむしろ他地域の原発よりリスクが低かったのである。
福島第一の5号機と6号機についても同様のことが言える。もはや20km圏内の民間人はほぼ避難が完了しているため、事故リスクは国内の他地域の原子力発電所と比較してかなり低い。5号機と6号機を運転することで、地理的リスクや老朽化リスクが高い浜岡や敦賀の廃炉を前倒しできるのであれば、ぜひとも運転を再開すべきであろう。発電事業収入が得られることから、福島第一だけ切り離して清算会社とする構想の実現可能性も高まる。
だが、問題がある。日本は衆愚政治の面を持つ感情的な民主制であるため、チェルノブイリ当時のソ連のような冷静な判断は無理だと考えられる。福島第一の無傷の炉の運転再開をするなんて、間違いなく国民感情的に受容不可能だ。結局うやむやに廃炉にされ、より危険な旧式炉の運転が続行されるのではないだろうか?
>5号機と6号機を運転することで、地理的リスクや老朽化リスクが高い浜岡や敦賀の廃炉を前倒しできるのであれば、ぜひとも運転を再開すべきであろう。 浜岡敦賀は中部電力関西電力...
頑張るニート