はてなキーワード: 型式証明とは
MRJ計画失敗、技術者が「謙虚さに欠けていた」 元社長が激白 破綻の原因はたった1枚の書類
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=2699
にブクマカが噛みついている。
謙虚さが足りないのはお前だろ!って。
だけど、この件に限っては、本当に技術者の方に謙虚さが欠けていたんだわ。
元社長は技術畑の人なので、型式証明の取得が一番大変なのは承知していたからこそ、
型式証明の審査員以上に詳しい、ボーイングのOBを招き入れたのに、
MRJ開発遅延の真相、知見不足で8年を浪費 直面した900件以上の設計変更
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/03423/
知見不足とは本当にその通り。
ただ、それはメーカー側だけではない。
航空機を設計製造して実際に飛ぶものであっても、型式証明を取らないと売り物にならない。
これは日本(国交省)が認定しても、アメリカ(FAA)、欧州(EASA)の型式証明が取れないと売り物にならないといっていい。
FAAとEASAの型式証明は同水準とみなされているからどちらかの審査を受けていればいいが、日本の型式証明はまだまだそのレベルに無い。
https://toyokeizai.net/articles/-/70085
http://www.iadf.or.jp/document/pdf/22-2.pdf
性能面や物自体が実用に耐えられるとしても、それを証明する手順やトレーサビリティが満たされていないがゆえに設計変更、工程変更ということが多分にあったと推測している。
これらを加味した開発計画、設計指針を持っていないというのが三菱重工であり日本であり、持っていたノウハウがノウハウでなかったという部分。
与えられた仕様を満たすものを作るサプライヤーと仕様を作る側でありインテグレーションを行うプライムメーカーの差が想像以上であったということだろう。
みつびしじゅうこーがんばえー