2024-03-29

何度でも蘇る

マリみてアニメ好きになった。同時期に始まったプリキュアは一度も見たことがなかったが、プリキュアおじさんなる存在は耳にしていたし、

当時はプリキュアおじさんを「自分の道を貫き通すかっこいい存在」とさえ思っていた気もする。

それから20年。娘が3歳になり、なんとなくプリキュアスカイプリキュア)を見せたところ「かわいい!」と大喜び。

「これ……もしかして自分プリキュアおじさんになるかも……」と世にも奇妙な物語笑うセールスマンみたいな展開になると思いきや、全くハマらなかった。

子供向けによく作られたアニメだなと感心はした。変身バンクOPEDキャッチャーOPは難しいが)さや、EDで各キャラダンスを促す演出など、娘は大喜びだった。

キャラクターの造詣も男性好みの萌えではなく、りぼんよりのビジュアルで、スラっとしたモデルの様な体形も現代的だなと感じた。ルッキズム助長するような気もしたが(これはきっと親になったことや、年齢のせい)。

大人でも一定数好きになる人はいても、スカイプリキュアを本気でかわいいと思っている大人は割とガチロリコンなのでは?と思うのは考え過ぎだろうか。

最終回を見終わった後、娘は「もっとプリキュアみたい!」とせがんできた。アニメ好きではないがレトロ好きな妻が「一番最初から見てみたら」と提案してきた。レトロアニメにも適用されるのかーと、娘とふたりはプリキュア第1話を見た結果。

父ちゃんは心が躍った。キモオタだった頃の気持ちが少し蘇ったと同時に納得した部分もある。

これは何の裏付けもない個人的意見だが、ふたりはプリキュアスカイプリキュアと比べると女児向けというよりもろアニメオタク向けの作りだった。

EDにはフッフーと合いの手が入っているし、時代もあるがキャラクターの造詣ももろ90年台アニメ雰囲気であり、演出も含めおじさん受けしそうな内容。

思うにこの時はまだ女児向けアクションノウハウ確立されておらず、制作側もある程度オタクの層が見ることを想定していたのではないだろうか。

スカイプリキュアがプリキュア第1弾として今始まっていたら、恐らくプリキュアおじさんは誕生していなかった様な気がする。

ふたりはプリキュアを見るに、プリキュアおじさんの誕生必然的だったんだなと感じるが、3歳の娘の親になった今、もしプリキュアイベントに行って同年代のおじさん達が盛り上がっていたら、

気持ち悪くはないが怖いと思うだろうなーと、ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!を聴きながらここに記す。

父ちゃん美墨なぎさストライク過ぎて本当にプリキュアおじさんになりそう。

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