2024-03-20

うちの会社では社員恋愛にも社員同士の結婚も何も言わないけど、長年「子供が生まれたら女性退職」というルールは守ってもらっていた。

その代わり、子供のいる社員には大手企業以上に様々な名目で手当てを支給してきた。

これは会社のためでもなく、社員のためでもなく、純粋子供のためのルールだった。

うちの会社創業者は私の父親

満州から幼かった叔父や叔母を引き連れて祖母と共に日本に帰ってきた過去がある。

祖父シベリアに行きそのまま亡くなった。

父はそれなりの歳だったので、祖母と父が家計を支え叔父や叔母を育てた。

それでも父がおらず母も働きに出ており、とても寂しがる叔父や叔母の姿を見てきたそうだ。

時は流れ、私は新卒入社した会社退職後継者として父の会社入社した。

その頃、結婚して子供が生まれても会社退職する気のない事務女性がちらほら出始めた。

幼い頃の叔母や叔父の悲しみを知る父は「平和な世の中であえて子供に寂しい思いをさせる母親とは何事か!子供には母親まな板を叩く音で目を覚まし、まな板を叩く母親背中に迎えられ家に帰る権利がある!」と憤激し今のルールを制定した。

時はさらに流れて私が代表、父が会長となり、さらに父が亡くなってからもこのルールは守ってきた。

しかし、私が膵臓がんにより会長に退いて病床に伏している間に後継の甥はこのルール廃止してしまった。

今ではむしろ子育て仕事を両立できる」ことを人材募集の場でアピールしているらしい。

人手が得られて会社は喜ぶ。

働けて社員は喜ぶ。

収入二馬力になり配偶者社員も喜ぶ。

裏では寂しく泣く子供かな。

  • 誰のせいでもない 時代の流れ しかもそうしないともう生活も苦しい時代 どうしようもない

  • 最近の子供はYouTube見られるスマホあれば親と引き離されても何も思わないぞ

    • これはアカンですわ

    • しばらく滞在してた姪っ子にYouTubeとGoogleキッズ設定してタブレット貸したら「み!れ!な!い!じゃ!ん!」ってブチギレられたことあったわ 姉と義兄が丸一日出かけてもタブレットあ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん