2023-10-09

毒親という言葉が嫌い

昭和生まれから私の母親だってムチャクチャだった。長女だから子育てはザ・マイルール暴言暴力日常茶飯事。結構理不尽な思いもした。

かに自己評価の低い子に育ったし、バリバリの「いい子症候群なのは自覚がある。

でも考えてみれば、普通女性が初めての子育てに孤軍奮闘していたわけで。そんなに完璧な親でいられる訳がない。

それでも彼女なりに一生懸命だったのは確かだし、こうやって還暦過ぎても、子ども達に頼らずに生きていられるのは、やっぱり、あの母親のお陰だ。

短大を出れば十分だった時代に、大学に進学させて、手に職をつけさせてくれたのは、他ならぬ母親からだ。先見の明があった。

本当の意味での「毒親」は、社会的にも問題だし虐待育児放棄問題放置してはいけないが、昨今は何でも「毒親」にし過ぎだ。

自分ワガママが通らないだけで「毒親」呼ばわりしていないか

親として100点満点だと胸を張れる人がどれだけいるというのか。

不完全な人間が、不完全ななりに、一生懸命子育てするのでは駄目なのか?

だとしたら、人格的にも経済的にも完璧な人しか親になれない。それも若い年代のうちにだよ。

そんな事は無いと思わないか

毒親」と言われるのが怖くて、子どもを持つことを躊躇する人が増えることが心配だよ。

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