2023-10-04

例の曲に対して何を言おうとも、

「お前らが打ち込んでいる虚無には何の意味があるの?」というカウンターにすべて打ち消されてしまう。

「触ったら逮捕!」なんて絵に描いたロリが歌っていても、

そのロリは絵に描いたロリという概念しかない以上触れられないんだから、実際は逮捕されることもない。

触られるロリも、ロリを触ってしまロリコンもいない。めでたしめでたし虚構現実区別がついています

……という被害者加害者不在だけで収めていい話なのか?とモヤついている。


現実小児性愛事件ネタとして消費している意識は薄かろうとも、

絵に描いたロリが「触ったら逮捕」をチラつかせてくるのは現実小児性愛事件化しうることを想定しているからだし、

実在児童に対するものではない二次元趣味としてさえも)ロリコンはキモいと絵に描いたロリからどれだけ罵倒されようとも、

それは所詮、曲を聴くという行為を通して絵に描いたロリに罵られるという自虐ネタの一形態であって

本気でロリコンを断罪しているものではない、という見方だってできる。


あの曲は、潜在的ロリコンを現実児童への加害へ向けさせるというトリガー的なもの、というよりも、

ロリコンはこういうふうにネタとして消費してもいい」という温度を保温してしま魔法瓶にはなり得るかもしれない。

あれはキツいなりきりに端を発する身内ノリの延長にある曲で、バズりすぎたせいで不運な事故が起きてる、という話も見かけたが、

たとえ身内ネタの複雑な文脈がそこにあろうとも、「絵に描いたロリ」と「絵に描いたロリを触って逮捕されるキモいロリコン」というあの曲の構造すべてがロールプレイングに過ぎないとしても、

それを載せられているのが、現実小児性愛参照元にした「ロリコン」という概念である以上、議論対象現実児童やそれを取り巻く空気のものの話になってくるのは仕方なくて、

ただ「ここには被害者加害者もいない」「虚構現実区別をつけろ」で一蹴できるものでもないんじゃないか

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