2021-03-09

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の感想と結末

結末にスッキリしなかった。

やっぱり結末をひとつに絞ったことがエヴァじゃない。もっと多様な終わり方を期待していた。

シンジくんの選択した現実に還るという目新しくなさ。

神木くん的な何者でもなさ。

新入社員のような漂白された白いワイシャツ

日常の続き、大切さ。希望の始まり

こんな軟着陸した安全安心な結末を僕は肯定できない。

日常に生きている僕らにとってそんな回答は当たり前で、現実への帰還はいさらではないか

僕は終わらない物語を求めていた。

だれも幸せに出来ないかもしれない、

成功ではないけれど成功に向けたその途中で終わる、やめたらそこで失敗になってしまう、

希望はないけど希望を目指し足掻く、そんな物語を描いてほしかった。

ミサトさんは「責任」と言った。シンジくんは「けじめ」と言った。

それは違う。

だれかが負うようなことじゃない。

失敗したならみんなでまたやればいい。

繰り返しの物語ではなかったのか。

僕の前にいたエヴァはいつのまにかにずっと後ろのほうに感じた。

Qが公開された震災後の2012年ならこのラストは納得したかもしれない。

でも2021年の僕は、だれかに責任押し付け希望を得るべたすぎる終わり方に納得ができない。

これがシンジくんの選択なのか。信用できなかった。それがつらい。

追記

あのラストにするならシンジくんがもっと葛藤してほしかった。

アスカに対して好きだったなんてものわかりよく回答しないで、未練たらたらだけどやっぱりエヴァのない世界を、と選択してほしかった。

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